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ザ掲示板

三題話を作らないか

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[0]シノプス 06/08/19 10:08 Aj8AEkmZiK
3つのお題を元に即興で文章を作るという、あれです。

前の投稿者が出した3つのお題を全て使って文章を書き、
最後に次の投稿者のために3つのお題を出してください。
お題が入ってさえいればジャンルは何でも構いませんが、
場所が場所ですので、官能表現などは自粛してください。

細かいことはまた後々追加します。とりあえず書いてみませんか?
補足事項
・内容は前の文章と繋がったものである必要はありません
・前の投稿者がお題を指定しなかった場合、その前のお題を継続してお題とします
・指定されたお題は具体的に文中に含めてください
・動詞は基本的に活用可
・先を越されちゃっても気にせず投稿しちゃってください。その際、お題は継続で

[8]Kelp 06/08/21 22:51 mFBLD/VYbB
湖のほとりにある染色工房。
今は私と父とでひっそりと仕事を請け負っている。
趣味が高じて染物を生業にする父は母を亡くしてから急に老け込んだようだ。
『今日は母の命日だから…』朝食の時、私がそう言うと父は白い封筒を私に渡した。
『お墓参りの後、これで美味しい物でも食べておいで。』
父は私が年齢相応な楽しみも無く毎日を家に篭って過ごすことに負い目を感じているのだ。
『お給料ね。』と言ってそれを受け取る。

母の眠る墓は湖の反対側にあった。
電車に乗り、小高く景色のいい墓地に着く。
誰が参ってくれたのか母の墓には生前、母が好きだと言ったヒマワリの花が飾ってあった。
ほのかに線香の香り…
私が持っていったグラジオラスの花は無縁仏の墓に飾られた。

帰りの電車に乗り途中の駅で降りるつもりでふと目を上げると、そこに見覚えのある柄の着物を着た女性が立っていた。
「あれは確か…」
その女性の後を追う様に同じ駅で降り後をつける。
真昼の暑い日ざしを避けてその女性は白い日傘をさしていた。
その日傘が飲食街の露地の奥に消えたのを見てから急ぎ足で露地を曲がる。
その女性が立っていた。此方をじっと見つめている。
『あなたを知っているのよ。』と彼女は言った。
『不躾は承知ですがあなたの着ている着物はもしかしたら私の母の物では?』
父が描いた一品物なのだ。私の問いに彼女は答えた。
『あなたのお父様に頂きました。お母様もご存知のこと…でも、これ以上は約束なので話せないわ。』
彼女の目はもうそれ以上の質問は受けないと私に告げていた。

私は朝の浮き浮きした気持ちには戻れず、時間をかけて家に戻った。
帰った私に父が聞いた。
『早かったね。お母さんとはゆっくり話せたのか?』
『ええ。何年分もの話をして来た…』
もしかしたらあの女性が新しい母になっていたかも知れない。
そう思いながらなぜか、それ程嫌でも無いなと父に笑顔を向けた。


志村です。長くなってしまいました。

霧吹きは髪を濡らす時に使いますがニュアンスでなく言葉として入れないといけないんですね。
試しました(笑)

次は「本を読む」「散歩」「虹」で。

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